白と黒には理由がある、アメリカ発の瞑想アート
書店の趣味実用デザインのジャンルでは、大人も楽しめるぬりえが人気。中でも、2013年6月に発売された、ジョハンナ・バスフォードの『ひみつの花園 花いっぱいのぬりえブック』の人気がずば抜けています。
スコットランドの田園地帯の豊かな自然を、手描きのペン画で緻密に表現した作品は、ロマンティックな雰囲気が漂います。従来のぬりえに比べると、多色づかいを楽しめる点が人気の秘訣のようです。
ぬりえとは対照的に、白と黒のモノクロームで表現するゼンタングルも人気。ゼンタングルはアメリカ発の新感覚アート。簡単なパターンを繰り返し描くだけなので、絵心がない方にも取り組みやすく、さらに、意識を集中することで、リラックス効果も期待できることから、 瞑想アートとも呼ばれています。
色を使わないのは、理由があるそうです。色を使うと、人間はどこにどんな色を塗るのか考えてしまうから。そういった思考を働かせないために、あえて、モノクロのパターンに限定したのだそう。
グラファイトペンシルのHB、サクラピグマペンの01など、道具の指定はありますが、入手困難なものではありません。私もチャレンジしてみましたが、気の向くままにシンプルなパターンを描いていくだけなので、ぬりえに近い感覚で気軽に始められます。
長時間続けると、手は疲れてきますが、脳はリラックスしたまま。あえて色を使わないことによって、瞑想のような効果が得られる。。。アメリカ発の瞑想ブームは、アートの領域にも広がっているようです。
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