青色光(ブルーライト)対策していますか?
神話の女神カラーチェック!
メガネレンズのHOYAのスペシャルコンテンツ「神話の女神カラーチェック!」は、お試しいただけましたでしょうか?
「神話の女神カラーチェック!」パーソナルカラーの考え方を応用した診断コンテンツ。似合うカラーレンズの選び方、カラーレンズをおしゃれに楽しんでいただくためのヒントをご紹介しています。お時間があるときに、ぜひご覧ください。
青色光を軽減する「OTONA COLOR」
HOYAの新製品「OTONA COLOR」は、青色光(ブルーライト)を軽減する、眼にやさしいカラーレンズ。波長の短い青色光をカットすることによって、下記のような効果(見えやすさ)があるそうです。
- シャープに見える
- チラツキ感が減少
- コントラストが向上
青色光(ブルーライト)とは?
ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のこと。LEDは、青色光(ブルーライト)を多く含んでいることから、LEDの普及とともに、私たちに与える影響に着目した研究が行われるようになってきました。
詳しいことは、ブルーライト研究会のウェブサイトをご覧ください。
青色光(ブルーライト)が与える影響
青色光の影響は、「瞳(網膜や角膜)」に与えるもの、「全身」に与えるものに大別されます。そのため、レンズメーカーや化粧品メーカーなどを中心に、ブルーライトを軽減する機能を備えた新製品を開発しており、新しい市場が生まれています。
宇宙ステーションにブルーライトはNG!
フランスで5万部を超えるヒットとなった『色の力』の著者、ジャン=ガブリエル・コース氏にインタビューした際、ブルーライトについてもお話を伺いました。
例えば、国際的な宇宙ステーションにLEDを搭載したところ、宇宙飛行士たちが眠れなくなるという事態が発生しました。
ブルーライトは、サーカディアンリズム(概日リズム、体内時計のこと)に影響を与えます。サーカディアンリズムは先天的なものですが、人間の脳は空の青を覚えていて、青空のときは寝ないという後天的な要因も考えられます。
ブルーライトは、コーヒー2杯分の効果がある
一方、ヨーロッパの自動車事故の3分の2は居眠り運転が原因です。夜間運転するトラックの運転手たちは、いち早くブルーライトの効果に気づき、車内にLEDを取り入れるようにしていたそうです。車中に、LEDのブルーライトを取り入れると、コーヒーを2杯飲んだ効果があると言われています。
コース氏は、ブルーライトの効果を活用した事例として、リヨンの高速道路の事例をあげてくださいました。
自動車を運転するときにブルーライトを取り入れると、居眠り防止の効果が期待されます。しかし、寝室の照明はLEDでない方がよいでしょう。
PCメガネは、なぜ茶色?
OVER40のための「おとなメガネ」
メガネレンズのHOYAの「おとなメガネ」の新製品「OTONA COLOR」のスペシャルコンテンツにて、「神話の女神カラーチェック!」の監修をさせていただきました。
プレスリリースはこちら。↓
スペシャルコンテンツはこちら。↓
「おとなメガネ」とは、遠近両用メガネのこと。OVER40の皆さんに向けて開発されました。「OTONA COLOR」は、サングラスとPCメガネの機能を取り入れた、新しいカラーレンズです。
レンズの色を決める、分光透過率
夏のマストアイテムとして定着してきた「サングラス」。まぶしさから目を守るために、カラーレンズは効果的ですが、レンズの色が濃すぎると、瞳孔が開いた状態になるというリスクも指摘されています。
一方、LEDのブルーライト(青色光)を抑えるPCメガネは、イエロー〜ブラウン系のレンズが普及しています。レンズのような光が透過する素材は、分光透過率によって色が決まります。可視光線のブルーの波長の透過率を抑えると、レンズは反対色のイエロー〜ブラウン系に見えます。
短い波長の光を抑える効果
PCメガネや「OTONA COLOR」のようなカラーレンズは、色の微妙な違いを見分けるのには適していませんが、ブルーライトのような短い波長の光を抑えることによって、色の明暗がわかりやすくなるという利点があります。
「OTONA COLOR」は、分光透過率を調整して、7色全28パターンの豊富なカラーバリエーションを展開しています。
神話の女神カラーチェック!
監修をさせていただいた「神話の女神カラーチェック!」は、パーソナルカラーの基本4タイプを応用した全4タイプ。
- 春と花の女神「ヴィーナス」タイプ
- 月の女神「アルテミス」タイプ
- 豊穣の女神「デメテル」タイプ
- 理知的な戦いの女神「アテナ」タイプ
アルテミス、デメテル、アテナは、ギリシャ神話の女神。ヴィーナスは、ローマ神話の女神で、ギリシャ神話のアフロディーテと同一視されます。ギリシャ神話の女神で統一するかどうか迷いましたが、より親しみやすいヴィーナスにしました。
各タイプ別に、似合う色、おすすめのレンズカラーとメイクのアドバイスなどをさせていただきました。ウェブサイトでは、イメージモデルの森下久美さんによる、イメージビジュアル全6バージョンもご覧いただけます。お時間のあるときに、ぜひ、チェックしてみてください。
UNDER40の皆さんにおすすめしたい「アイコーデ」
UNDER40の皆さんは、カラーコンタクトレンズ/サークルレンズ(カラコン)という選択肢もあります。アイメイクの目的のひとつは、瞳(黒目)を大きく見せること。カラコンは黒目よりもひと回り大きいので、メイクの可能性を広げ、時短にもなります。
コンタクトレンズのアルコンのカラーコンタクトレンズ「エア オプティクス® ブライト」のカラー&イメージ、スマートフォンアプリ「ヒトミナビ」の新機能「カラー&スタイル診断」も監修させていただきました。瞳の色から発想する「アイコーデ」。お時間のあるときに、ぜひ、チェックしてみてください。
瞳の色は、男女の恋愛関係を左右する!?
“アイコーデ”をご提案する「カラー&スタイル診断」
日本アルコンが提供するスマートフォンアプリ「ヒトミナビ」の新機能「カラー&スタイル診断」の監修をさせていただきました。
「ヒトミナビ」というネーミングが示すとおり、カラーコンタクトレンズ/サークルレンズの装着イメージをシミュレーションするために開発されたアプリです。「カラー&スタイル診断」の診断結果は14タイプあり、日本アルコンのカラーコンタクトレンズに対応しています。
日本におけるカラーコンタクトレンズの流行
このお仕事をきっかけに、他社製品も含めて、カラーコンタクトレンズのカラーバリエーションをリサーチしました。日本では、1990年代以降、若い女性を 中心に広く認知されるようになり、特に、2005年以降、使い捨てタイプが登場し、販売チャネルも増え、市場規模は拡大しています。
現在では、1700万人のコンタクトレンズ使用者のうち、約10%がカラーコンタクトレンズを使用しています。
カラーコンタクトレンズのリサーチの一部を、ウェブマーケティングのポータルサイトMAKEPO(マケポ)に寄稿しました。
フランスにおけるカラーコンタクトレンズの流行
先日、フランスで5万部を超えるヒットとなった書籍『色の力』の著者、ジャン=ガブリエル・コース氏にインタビューさせていただきました。その際に、フランスにおけるカラーコンタクトレンズ事情についてご質問させていただきました。
『色の力 消費行動から性的欲求まで 人を動かす色の使い方』の著者ジャン=ガブリエル・コース氏
コース氏のご回答は、下記のとおり。
「1990年代のスーパーモデル、ナオミ・キャンベルがカラーコンタクトレンズを使ったのをきっかけに、フランスでも若い女性の間でカラーコンタクトレンズが流行しました。しかし、一過性のもので、すぐに終わりました。
(ナオミ・キャンベルの影響なのかは定かではありませんが)、栗色の瞳が多いアフリカでは、明るい色(ブルーやグリーン)のカラーコンタクトレンズが、流行っているそうです。
流行するのは、以前あって忘れられたもの。カラーコンタクトレンズも忘れられた頃に、有名人が使い始めると、再び流行するかもしれません。」
現在のフランスで、カラーコンタクトレンズは流行していないようです。
コース氏は、次のようにもおっしゃっていました。
「日本人女性が、カラーコンタクトレンズで、黒目を大きく見せようとするのは、漫画の影響ではないか?」
黒目を大きく見せようとする美意識は、フランスにはないようです。
瞳の色が、男女の恋愛関係に与える影響
しかし、日本人に比べると、欧米人は、髪の毛や瞳の色のバリエーションが多いことから、コース氏のご著書では、髪の毛や瞳の色に着目した調査研究の一端が紹介されています。例えば……。
青い瞳の男性は、青い瞳の女性に惹かれる傾向があるが、青い瞳の女性は、男性の瞳が青いかどうかを、好きになるための条件にしない……。
茶色の瞳の男性は、自分の瞳は平凡だと不満を抱きがちだが、青い瞳の男性よりも信頼感を抱かれやすい……。
髪の毛や瞳の色の認識の仕方、色が与える影響は、先天的なものというより、その大部分は、文化によって条件づけられるようです。上記のような研究報告を頭の片隅を置いておくと、例えば、セレブゴシップの恋愛模様をより深く楽しめるのではないでしょうか。
【関連コラム】
コース氏のインタビューの一部を、All Aboutに寄稿しました。