目には見えないけれど。
大河ドラマ『おんな城主 直虎』第4回まで拝見しました。Twitterのハッシュタグを見ると、#おんな城主直虎 つまらない というのが出てきます。つまらないと言いながらご覧になっている人が相当数いらっしゃるのでしょう。
第4回では、「竜宮小僧」というキーワードが再び登場しました。目には見えないけれど、人々のあいだで語り継がれる存在。史料に乏しい直虎と伝説の「竜宮小僧」を重ね合わせることによって、フィクションに奥行きを与えているように感じました。
そして、傑山と昊天という2人の僧も存在感を増してきました。この2人も史料に乏しいですが、直虎没後も活躍したと伝えられています。
昨年、東京国立博物館で開催された展覧会「禅ー心をかたちにー」では、第3部で「戦国武将と近世の高僧」に焦点を当てました。文武に秀でた僧たちは、大名の庇護を受け、軍師として、外交官として活躍しました。
ドラマの中で、傑山や昊天がどのように描かれるのかも見所ではないでしょうか。
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